2020年
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年最初の話題はケアマネについてです。昨年末に居宅介護支援事業所の主任ケアマネ要件が27年3月まで延期となりました。それでもなお廃止にすべきという意見は多くみられます。
主任ケアマネの講習が受けられないな受講要件が各市町村で違うなどの問題もあり、厚生労働省はローカルルールの調査に入るようです。また、更新研修についてもプラン指導経験がないひとりケアマネは更新研修を受けられないなどハードルは高くなっています。
プラン作成有料化についても有料化による利用控えや過剰なサービス利用を求める恐れなどから今回は先送りがされました。
今後、居宅介護支援事業所はどうなっていくのでしょうか。今年もその動きに注目です。
特定処遇改善加算
10月より特定処遇改善加算が始まります。今回の加算は介護福祉士であって経験・技能を持った職員に多く分配されるものになっています。また、全産業平均賃金440万円以上となる者を作らなければならないことになっています。
介護業界で年収を上げるには介護福祉士の資格がより重要になってきます。スタッフが働きやすくなるように介護福祉士の取得を会社で支える必要がある段階に入ってきました。事業の存続と人材の確保は表裏一体です。
インスリン注射
少し前のニュースになりますが、糖尿病を抱える利用者が在宅で行うインスリンの自己注射について、厚生労働省は、食事の際に注射を忘れないための声かけや、投与するインスリンの量を把握する目的で行う血糖値の測定など、介護職員や介助者による自己注射のサポートは、医師法違反に当たらないとする見解を明らかにしました。
今後のサ高住の入居募集にとってはプラスになるはずです。
IT化でサ責業務を効率化!
今回は効果絶大のアイテムです。
今まで紙に記入していたヘルパーの介護記録をスマートフォンで登録できてしまうシステム、株式会社ロジックが提供するCare-wingです。
導入するメリットはヘルパーのサービス実施記録(伝票)がペーパーレスになる。1日の予定がスマホでわかる。申し送りがスマホでできるので情報の共有ができる。スマホをかざすだけでサービス実績が上がるので事務作業やチェックが不要になるなどなど。
おもにサービス提供責任者の作業を大幅に減らすことができます。システムによっては自動で実績が上がるので国保連請求もスムーズで、請求に関する事務作業はほとんどなくなります。
サービス実施記録はその後の保管場所にも困りますが、その心配も必要なくなります。
実際に導入してみましたがメリットは大きいです。もちろん最初は操作も戸惑いましたが、普段使っているスマホと変わらないのですぐにみなさん慣れました。60代のヘルパーさんもさくさく使っています。
携帯電話を使用し、入退出を記録。利用者宅のタグを読み込まないと実績があがらないので不正もできません.
携帯電話は通話ナシのWi-Fiモデルを使用。
訪問介護で使用しますが、保険サービス以外での部分についてもサ高住や住宅型有料の仕組みに対応しているので使いやすい。
https://www.youtube.com/channel/UCSpXA65GVBMuljA8vvFJi8
Care-wingの紹介動画です。
日本語の先生は”84歳のおばあちゃん”
http://www.news24.jp/articles/2018/05/24/07394028.html
遅くなりましたが、入居者様とタイの学生との通信が日本テレビ系列でも取り上げられました。
田口さん、いきいきしています。